普段は少し照れくさくて伝えられない「ありがとう」や「大好き」。中学生とその保護者が、そんな大切な思いを言葉に託して届け合う、心と心をつなぐ「こころの言の葉」コンクールの作品を紹介します。
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母は私のことをなんでも知っている。好きな色、好きな料理、好きな物を挙げるとキリがないぐらい。体調が悪いのも機嫌が良くないのも見透かされてしまう。母は私専属のエスパーみたいだなとよく思う。 母にそのことを聞いてみたとき、「ずっと一緒にいるからね。」と返ってきた。母とは私がお腹の中にいる頃から一緒にいるから確かにそうだと納得した。でも裏をかえせば母が私とずっと一緒にいるように私だって母とずっと一緒にいる。 だから知ってる。体調が悪いのを隠して仕事に行くのも、私が好きだと言った料理をたくさん作ってくれることも、私たちのことをいつも心配してくれていることも。 だからどうせ気づいてないと思わないで。私を誰のエスパーだと思ってるの?

一年前、ママはこの世を旅立ちました。あの日は、家族みんなが悲しみの底にいて、世界の時間が止まったように感じたけれど、涙が止まらず空を見上げると雲一つなくどこまでも青く澄み渡っていたことを覚えています。 今思うと、あなたにとってもパパにとっても長いようであっという間に過ぎ去った一年でしたね。あなたは末っ子なので、ママは一番あなたのことを心配していました。 病気で上手く話せなかったけれどベッドの上であなたの将来について一生懸命考えていました。ママはあなたのことを本当に大切に思っていました。 人生は楽しいことより苦しくて辛いことの方が多いから平凡な日々を送ることは難しいです。だけどあなたには、ママの分まで幸せになって欲しい。ママはあなたのそばで見守ってくれているよ。