本市にゆかりのある人や地域で活躍する皆さんを紹介します
中学1年生からなぎなた競技を始める。2010年から大龍小学校でなぎなた教室を開講し、現在は火曜日と日曜日の週2回、小学生から大人まで約15人の生徒を指導している。
◇なぎなたとは
2m10~20㎝の武器(なぎなた)を用いる日本伝統武道。防具を身に着け、面や小手などの部位を打突して勝敗を競う“試合競技”と、防具を着けず、2人1組で技を披露し優劣を競う“演技競技”がある。
もともと警察署の道場で練習を続けていたのですが、結婚を機に20年間競技から遠ざかっていました。友人に誘われ「全国健康福祉祭(ねんりんピック)」のなぎなた大会に出場し、「やっぱりなぎなたを続けたい」と思うようになっていたところに、大龍小の体育館を使わせていただけるようになったこともあって、子どもたちに教え
ながら自分の好きななぎなたを続けようと考えました。
子どもたちが、あいさつができるようになったり、姿勢が正しくなったりと、どんどん成長していく姿を見て、私自身の学びや生きがいにもつながっています。“なぎなた”という武道を通して、体力をつけるのはもちろん、競技を続けさせてくれるご両親や、共に学んでくれる仲間への感謝と敬いの気持ちを持つことも、忘れないでほしいと思います。
国際大会も開かれるなぎなたですが、他の武道に比べて認知度が低いと感じています。日本の伝統文化として引き継いでいくためにも、もっと多くの人に知ってもらい体験してもらえるように、元気でこの教室を続けて、なぎなたの楽しさを伝えていきたいです。